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消防団とハッピ その1

今回は、消防団の皆さんとハッピの係わりについての話題です。

消防署に勤務する消防士さんたちとは異なりますが、

町の消防を担う、一般の市民からなる組織です。

消防組織法という規定に基づいて自治体に設置されており、

メンバーは「非常勤地方公務員」という立場になるそうです。

 

この消防団、遡ると「江戸の町火消し」にまでたどり着くそうです。

だからでしょうか、消防団というとどうしても

東京の下町で活躍する人たちが思い浮かんでしまいますが、

現在は全国各地に存在しています。

 

彼らが使うハッピ、

黒字に白と赤の線が入っていて、

背中に大きく「防火」の文字を背負っています。

 

もともとの町火消しの頃のハッピは

非常に厚手の生地で出来ていたそうです。

そしてイザ火事が発生すると、

そのハッピごと水をかぶってから

火の中に飛び込んでいったのだとか。

それだけ水を吸うようになっていたんですね。

ハッピがそのまま、彼らを守ったのでしょう。

 

現在では火事の時以外、

正月の出初式をはじめ、

火事防止のイベントや行事の時にも活用されています。