ハッピと半纏
ハッピと聞いて思い浮かぶのは、どんなイメージですか?
おそらく、それは「祭り」でしょう。
「イベント」、これもありですが、
いずれにせよ、お祭り事といった催しではないでしょうか。
では、よく似た半纏とは、何が違うのでしょうか。
ハッピの由来は諸説あるのですが、
その中の、ある説によると・・・
江戸時代、ちょっと経済的に不自由な武家の人たち、
体面を重んじるので羽織は必需品なのですが、
手元不如意でどうにも作れないという人が多かったようです。
その解決策(?)といった感じで考案されたものがハッピだとされています。
これはいい、ということで(?)武家の間で広まり、
いつの間にか、これが武家の正式な衣装となっていったという話があります。
そしてさらに商人や職人の間でも広まっていったといわれているのですが、
元々が武家の正式衣装に採用されたものですから、
そこには、武家なら家紋、お店なら屋号などが縫いこまれて入ります。
そうすると、職人さんたちにとっては高級品です。
むしろ、武家や大店の主が着るものなら
奉公人や職人は控えたほうがよい、
そんな風潮が生まれたようです。
そして、ハッピに代わるものとして
半纏が生み出されたと言われています。
ハッピはキチンとした服装
半纏は作業着というか、
はだかの上に羽織ってしまえるもの。
そんな違いがあるんですね。
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