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ハッピがお祭りに使われるようになったのは・・・

江戸時代の商人や職人が着た「印半纏」にしても、

武士が着た「羽織」にしても、

ユニフォームという性格が強かったようですね。

所属を示すことになりますから、

元のグループが評判が良いと、そこのユニフォームを着用する自分も、

ちょっと鼻が高かったかもしれません。

 

ただ、江戸時代の終わり頃になってくると、このあたりの区別が曖昧になってきます。

そのまま昭和の初期頃まで、ハッピを着用している人をよく見かける、

そんな光景が当たり前の世の中でしたが、

昭和も中頃になると、様子が変わってきます。

 

洋服が広まり、和装の人が次第に少なくなってきたことで、

ハッピを着る頻度も減ってきたようです。

 

これが再び登場したのは昭和45年の大阪万博でした。

この時に、日本らしさのアピールといったことも兼ねてでしょうか、

ハッピがブームと言ってよいほど使用されました。

 

どうやら、このあたりから現在のハッピ人気が始まったようです。