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まつりごと(政)

日本の国では、

昔から政治の事を「まつりごと」と呼ぶ習慣がありました。

 

まつりごと(政)って?

 

確かに政治を指すのだろうということは分かりますが、

何故このような表現をするのでしょうか。

 

日本はもともと神道が中心の国でしたから、

八百万の神々といわれるほど

神様の存在は身近なものでした。

 

まさに、至る所神様だらけ。

神様が大勢いる中で私たちが暮らしている、

そんなところでしょう。

ですから、何事にも感謝という姿勢が

自ずと形作られたのでしょう。

 

自分たちを見守って下さる神様に対して、

恥ずかしくないように生きていこうという気持ちが

心の中にあったのでしょうね。

 

それは、国を治める人にとっても同じこと。

自分を見守る、国を守って下さる神様に対して、

自分は本当に変な気持ちを起こして治めたりしていないだろうか、

私心なく、皆の幸せを考えているだろうか、

そんな思いを言葉に託したのが

「まつりごと(政)」という言葉なんです。

 

自分の思い、言動、決断が、

神様の御心と天秤にかけたときに

ちゃんと「真っ直ぐ釣り合っている」か、

日々そのように考えながら政治を行なったという

心構えや姿勢を表した言葉だそうです。